2011年08月04日

【指標】日銀金融政策決定会合

日銀金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を現行の0.00−0.10%に全会一致で据え置くことを決定した。



☆日銀声明

・無担保コール目標据え置きを全会一致で決定
・資産買い入れ基金増額を全会一致で決定
・資産買い入れ基金を10兆円程度増額
・基金買い入れ期限を2012年末に延長
・基金により、以下項目を増額
 ◎長期国債買い入れ額を2兆円増額
 ◎国庫短期証券買い入れ額を1.5兆円増額
 ◎CP等買い入れ額を1000億増額
 ◎社債等買い入れ額を9000億増額
 ◎ETF買い入れ額を5000億増額
 ◎REIT買い入れ額100億増額
 ◎固定金利オペ6ヶ月物5兆円増額
・景気先行きの不確実性高く、景気下振れリスクにより留意すべき情勢
・日本経済は東日本大震災の影響で、供給面の制約が和らぐ中で着実に持ち直してきている
・金融緩和を一段と強化し、震災の立ち直り局面から、持続的成長路線への移行を確かなものにする


☆白川日銀総裁の発言

・円高はこの時点でコストがあると判断
・先々のリスク点検を行い、日銀として十分な措置を行った
・介入を受け速やかに結果を公表することが重要と判断
・景気先行きに対する中心的判断は変えていない
・政府と日銀の経済の見方は一致しており、常に緊密に情報交換をしている
・決定内容は日銀が必要と判断した