2011年10月31日

白川日銀総裁ほか要人の発言まとめ

☆白川日銀総裁
・為替介入、為替相場の安定に寄与することを期待
・欧州ソブリン問題は世界経済にとって大きな下振れリスク


☆ゴンザレス・パラモECB理事
・単独の為替介入は好ましくない


☆野田首相
・継続して今後の為替市場の動向を注視
・為替市場は一方的に偏った状態が続いている


☆トリシェECB総裁
・ユーロは信頼できる通貨である







2011年10月31日

安住財務相、緊急記者会見まとめ

・為替市場で円売り介入を実施した
・市場の投機的な動きには、断固たる措置をとる
・単独介入での規模は申し上げられない
・各国には事務レベルを含めて頻繁に連絡を取り合っている
・市場がどう思おうと介入の効果についてコメントする立場にない
・納得いくまで介入はする
・為替は各国の実体経済をしっかりと反映するべき
・総合的に勘案し、本日決断した






2011年10月29日

外国為替 終値


                  先週末との差


米ドル/円   75.78/79   -0.33
ユーロ/円   107.32/34   +1.50
ユーロ/ドル  1.4161/63   -0.0260
豪ドル/円   81.18/20   +2.33
ポンド/円   122.24/28   +0.72
NZドル/円   62.39/42   +1.29
カナダ/円   76.38/42   +0.93
スイス/円   87.93/96   +1.59
香港ドル/円  9.75/78   -0.02
ポンド/ドル  1.6126/29   +0.0162
ドル/スイス  0.8619/21   -0.0194
南アランド/円 9.80/83   +0.36






【NY市場概要】

米ドル円は、3時30分過ぎには1ドル=75円68銭前後まで下落し、前日に付けた史上最安値の75円67銭前後に迫る場面も見られました。しかし、政府・日銀による円売り介入に対する警戒感がくすぶっていることもあり、積極的に下値を探る動きは見られず、週末ということもあり次第に動意も乏しくなっていきました。

ユーロ円は、利益確定の売りが優勢となった欧州時間からの流れを引継ぎ、23時前には1ユーロ=107円10銭前後まで下落しました。ただ、売り一巡後は手掛かり材料難から107円台前半でのもみ合いに終始しました。







2011年10月27日

【指標】日銀金融政策決定会合

日銀金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を現行の0.00-0.10%に据え置くことを、全会一致で決定した。



☆日銀声明

・全会一致で金利据え置きを決定
・8対1で金融緩和を強化することを決定
・基金を50兆円から5兆円増額する
・長期国債買い入れ枠を4兆円から5兆円増額
・物価安定のもとでの持続成長への移行を確かなものとするため金融緩和策を強化
・本邦経済は持ち直しの動きが継続している
・本邦経済の先行き、海外経済の減速や円高の影響を受けるが緩やかな回復経路に復していく



☆白川日銀総裁の会見まとめ

・追加緩和については経済の下振れリスクをより意識した方がいいとの判断
・現時点において円高はマイナスの影響の方が大きい
・欧州情勢は厳しさを増しており、欧州ソブリンリスクは一部が顕現化








2011年10月27日

メルケル独首相、発言

・2014年までにイタリアは債務GDP比113%に削減することを約束
・ユーロ圏の包括戦略は一歩前進であり、最終的ではない
・ギリシャ債の50%減免で合意へ








2011年10月27日

サルコジ仏大統領、発言

・欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の規模は約1.4兆ドル相当
・救済基金のレバレッジは4-5倍で合意
・原則、中国は新たなEFSFに参加する可能性
・民間部門からの1000億ユーロに対して、各国政府は300億ユーロを負担する用意をしている
・新たなEFSFは11月に設定予定






2011年10月27日

【指標】RBNZオフィシャル・キャッシュレート

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は、政策金利を現行の2.50%に据え置くことを決定した。




☆ニュージーランド準備銀行(RBNZ)、声明

・国内経済は緩やかなペースで拡大
・国内の圧力は将来の利上げを必要とする
・世界のリスクを考慮すれば金利据え置きが賢明






2011年10月26日

白川日銀総裁、発言ほか

☆白川日銀総裁
・国債買い入れオペは、現在のペースで購入を継続すると数年内に銀行券ルールに到達する
・デフレを脱却し、物価安定の下で経済が持続成長に早く復帰できるよう努める
・政策金利の一段の引き下げに関しては、副作用をかなり強く意識している


☆安住財務相
・協調介入を実施するのは大変なこと
・後に最適のタイミングで介入したと評価が得られるようなタイミングが必要である
・介入のタイミングについてはコメントを控える


☆ユンケル・ユーログループ議長
・欧州連合(EU)は、銀行の資本増強について話し合っている
・銀行の資本増強は1000億-1120億ユーロ必要となる可能性
・ギリシャのデフォルトは考えていない







2011年10月25日

【指標】加中銀政策金利発表

加中銀(BOC)は、政策金利を現行の1.00%に据え置くことを決定した。



☆加中銀(BOC)声明

・カナダの経済成長率、2011年は2.8%から2.1%、2012年は2.6%から1.9%に下方修正







2011年10月22日

外国為替 終値


                  先週末との差


米ドル/円   76.11/12   -1.14
ユーロ/円   105.82/84   -1.43
ユーロ/ドル  1.3901/03   +0.002
豪ドル/円   78.85/87   -1.04
ポンド/円   121.52/56   -0.62
NZドル/円   61.10/13   -1.09
カナダ/円   75.45/49   -1.00
スイス/円   86.34/37   -0.21
香港ドル/円  9.77/80   -0.15
ポンド/ドル  1.5964/67   +0.0154
ドル/スイス  0.8813/15   -0.0110
南アランド/円 9.44/47   -0.39







【NY市場概要】

米ドル円は、米株高などを背景に進んだドル売りの流れに沿って下げ幅を拡大。一時75円78銭前後と戦後最安値を更新する場面がありました。売り一巡後は安値更新の達成感や、政府・日銀による円売り介入への警戒感もあって76.30円台まで値を戻したものの、全般にドル売り優勢の展開が続くなか、戻りも限られました。

ユーロ円は、欧債務問題の解決期待を手掛かりに1ユーロ=106円02銭前後まで値を上げたものの、米ドル円相場で売りの勢いが強まると、つれて22時過ぎには日通し安値の104円98銭前後まで値を下げました。売り一巡後は米株高を背景に買い戻しが優位となり、引け間際には106円台を回復する場面もありました。