2011年08月31日

米FOMC議事録(8月9日分)


・資産購入や償還期間延長、超過準備金利の引き下げも協議
・少数のメンバーは時間軸に加えて実質的緩和策を主張
・FRBスタッフは潜在成長率を下方修正
・一部メンバーは追加資産購入が可能と主張
・少数のメンバーは大幅且つ、より実質的な行動を支持
・大半のメンバーは経済見通しが対応を正当化する水準まで悪化したと認識








2011年08月30日

トリシェECB総裁の発言まとめ

・ECBはインフレ期待を抑制する
・ユーロ圏経済は緩やかに成長する見通し
・インフレ率は今後数ヵ月2%超に留まる見込み
・不確実性は引き続き極めて高い
・ECBの責務は物価安定の確保であり、適切な判断を下している
・その判断は雇用創出や成長に関して矛盾していない
・ECBが受け入れる全ての担保に適切なヘアカットを適用








2011年08月27日

外国為替 終値


                  先週末との差


米ドル/円   76.66/67   +0.17
ユーロ/円   111.16/18   +1.09
ユーロ/ドル  1.4498/00   +0.011
豪ドル/円   81.12/14   +1.53
ポンド/円   125.49/53   -0.54
NZドル/円   64.40/43   +1.84
カナダ/円   78.08/12   +0.76
スイス/円   94.98/01   -2.37
香港ドル/円  9.82/85   +0.03
ポンド/ドル  1.6372/75   -0.0109
ドル/スイス  0.8070/72   +0.0213
南アランド/円 10.69/72   +0.07




【NY市場概要】

米ドル円は、バーナンキ議長の講演前に76.50円まで売り込まれました。講演後は、QE3など具体的な金融緩和策が示唆されなかったため、77.06-09円まで買い戻される場面もありましたが、終値では76円台半ばまで戻されました。

ユーロ円は、米国株が大幅安となった場面で売り込まれた影響で一時110.10円まで下げました。その後米国株が上昇に転じ、ユーロドルが買い戻されたため、ユーロ円も下値を切り上げたものの、ドル円相場の下げが上値を抑制し小幅ながらマイナス圏で引けました。









2011年08月27日

バーナンキ米FRB議長の講演まとめ

・危機からの回復は期待よりも力強さに劣る
・米FRBは経済成長を刺激するための一連の手段を有している
・データは一時的な要因だけではなく長期的な押し下げ要因を示唆し、成長の足かせ
・経済成長は今年度後半に改善
・9月のFOMCは2日間あり十分な議論が可能

新たな具体的手段については言及しなかった。









2011年08月26日

プロッサー米フィラデルフィア地区連銀総裁の発言まとめ

・FOMCの声明は悲観過ぎる内容
・個人的な経済予想、大きく変わってはいない
・米経済はとても弱い回復が続くとの見方
・2013年半ばまで低金利の維持は間違いである









2011年08月26日

スティーブンス豪RBA総裁の発言まとめ

・インフレ統計は引き続き懸念要因である
・インフレの上昇圧力を緩和するため行動する可能性がある
・信頼感の低下が需要を阻害する可能性がある
・理事会は今後数ヵ月にわたって慎重に政策を判断する


・為替介入は行っていない
・為替介入を実施しても有益でなかっただろう
・1豪ドル=1.10米ドルは、やや行き過ぎ
・柔軟な人民元が世界経済を支援
・中国の通貨は上昇すべき
・豪ドル高が若干の引き締めとなっていることを認識








2011年08月24日

野田財務相の発言

・早急に対応措置を講じ、円高対応緊急パッケージをとりまとめた
・企業による海外企業買収、資源エネルギー確保などの促進を図る
・投機的な動きを注視し、必要な場合には断固たる措置をとる
・今回の対応は緊急で時限的な対応
・円高定着に対する政府としての強いメッセージを打ち出した

政府円高対応緊急パッケージ
・円高対応緊急ファシリティー・1000億ドルを創設
・外為特会のドル資金を国際協力銀行を経由して活用
・主要金融機関に対しトレーダー保有の外為自己持ち高の報告を求める







2011年08月23日

白川日銀総裁の発言まとめ

・急激な円高は、投機的な動きも強い
・為替取引を極めて注意深くモニターしている
・積極的な政策を常に考えて、打っている
・経済に悪影響あれば金融政策を発動する







2011年08月23日

バッテリーノ豪中銀(RBA)副総裁、為替介入に関する発言

・現況の豪ドルは為替介入を正当化しない
・現況の豪ドルは交易条件、商品価格に沿った水準である
・介入しても、大きな効果は現れない
・FRBは政策の限界に達しつつある可能性







2011年08月23日

バッテリーノ豪中銀(RBA)副総裁、講演内容まとめ

・市場の混乱が世界、国内経済に如何に影響を及ぼすか見極めが重要
・鉱山ブームは予想より強く、今年のインフレは当初の予想よりも上回る可能性が高い
・金利政策の決定は今後数ヵ月引き続き難しい