2010年11月04日

白川日銀総裁の発言

2010/11/04 13:10

・日銀が下振れリスクに適切に対応するとの理解が広まったことは、市場安定に寄与
・時間軸の明確化、景気回復局面での金利安定に効果発揮
・包括緩和、発表後資金調達コストにすでに一定の効果
・リスク資産買い入れ、財政政策の色彩帯びたものに近づいていること否めない
・先進国は実質ゼロ金利にあるが、銀行貸出増加せず、景気刺激は生まれにくい
・企業の資金調達コスト、低下傾向を続けている
・米国を中心に経済先行きめぐる不透明感は高い
・短期金利の低下余地なくなり、通常の政策を超えた新たな施策に踏み込むしかない
・為替レートの伸縮性を欠く場合、経済収支不均衡の調整を遅らせる可能性
・基金による資産買い入れ、極力早期に実施する
・経済金融安定のため、少しでも有効な施策、責務として求められる
・物価、経済の先行きを点検し、適切な運営が必要
・包括緩和の成功、民間部門の挑戦や政府、中銀の努力に依存